ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

特別な日はシャンパンで乾杯!

新年明けましておめでとうございます。

皆様、お正月はどのように過ごされましたでしょうか?
お正月はゆっくり、と思いますが何だかバタバタと何かと忙しく過ごしていらっしゃった方も
たくさんいらっしゃるのでは・・・。そんな中でも、やっぱり特別な日で、
普段食べない物や、飲まない物を用意して、
親戚や友人と楽しい時間を過ごされたのではないでしょうか。

私もお正月用にとておきのシャンパンを一本購入いたしましたよ。
シャンパンって気分を盛り上げてくれますし、
お祝い事やお祭りなどには欠かせない物の一つですよね。

12月に入って、忘年会、クリスマス、年末年始や新年会と、イベントの多い時期、
ビストロ・ダ・アンジュでもシャンパンのご注文がホントに多かったです。


シャンパンの派手な演出の中に「サーベラージュ」というのがあります。
サーベル(刀剣)でボトルの口を勢いよく切り落とす・・・なんて少し物騒な演出ではありますが、
もともとは、フランスの海軍の出航の際、無事と勝利を願う儀式として行われたものです。
今では、結婚披露宴の余興や各イベントで行われています。


実は私も昨年、初めての「サーベラージュ」に挑戦いたしました。
屋外でのBBQ大会で、緊張のあまり一度目は、
「カンッ」っと鈍い音がしただけで、ピクリともしませんでした。。。
緊張と恥ずかしさが益々増すばかり・・・。気を取り直して二度目。
刀を思いっきり振りぬきましたら、綺麗に・・・とはいきませんでしたが
何とか無事に成功??いたしました。


今年は、お店のイベントでやってみる事を一つの目標にいたしましょうか・・・。
そんな事を言っていいのでしょうか・・・。
あの狭いお店でやるには屋外でやるより勇気100倍いりそうです。

シャンパンは、本当に手間暇掛けられて造られるものです。
ビストロ・ダ・アンジュが日本のレストランで初めてお出しさせてもらった

思い入れのあるシャンパン・メゾン、ルネ・ジョリーの現当主、ピエール・エリックも、
シャンパンを造って、それを皆様にお届けする事がこんなにも大変だなんて
子供の頃の想像をはるかに超えたものだと言っております。
そして「良いシャンパンは一日にして成らず。」とも・・・。


歴史上の偉人たちもシャンパンにまつわる名言をたくさん残しています。

ナポレオンは
「シャンパーニュは戦いに勝った時こそ飲む価値があり、負けた時には飲む必要がある」
 
ポンパドゥール夫人は
「飲んで、なお女性を美しく見せてくれるのはシャンパーニュだけ」
 
ココ・シャネルは
「私は二つの時にしかシャンパーニュを飲まないの。恋をしている時と、していない時」
 
はたまた、マリリン・モンローは毎晩シャンパーニュのお風呂に入っていたのだとか・・・。


こうなると、毎日が特別な日やないか!!と言いたくなりますが、一般庶民の私としては
やはり特別なものとして、

少しの喜び、楽しみを彩ってくれるもの、勇気、元気をくれるものなのです。

昨年はなんだかんだとジタバタしながら一年を突っ走った様な気がします。
今年もそんな気配が否めませんが、しっかりと地に足を付けて、
皆様の楽しい時間のお手伝いが出来ます様、益々精進してまいります。

そして皆様には、たくさんの美味しい出会いと、
素敵な乾杯があります事をお祈り申し上げます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代

JUGEMテーマ:ワイン

ワインが繋げてくれたもの

早いもので、あっという間に12月。年の瀬、師走という言葉どおり、
何だかせわしなく忙しい時期を過ごされている事と思います。

あれもこれもと気ばかり焦って、何もしていない!ってのが私の現状でありますが・・・。

ビストロ・ダ・アンジュも忘年会やクリスマス、
年末年始を迎えるにあたって団体のお客様も増え、
外の寒さとはうらはらに賑やかになり、活気があふれています。

レストランは一年で最も忙しいと言われるこの時期、忙しくはありますが、
お客様との会話が、楽しさに変えてくれます。
一年を振り返ると、たくさんの方々との出会いがあり、
私たちの励みになってくださったと実感しております。

そして、また、ワインとの出会いもたくさんありました。

     


国内の何県かのワイナリーを訪れ、生産者のお話を伺い、
ヨーロッパに比べて歴史の浅いこの日本で
まだ根の浅いブドウの苗にどれだけの栄養分を行き渡らせるか、
ヨーロッパの最新の醸造技術などを試行錯誤しながら、
美味しいワインを造る為に、たくさんの愛情を注いでおられました。

そんな中で造られたワインは、おとなしさの中に力強さがある
日本らしいワインがたくさんありました。




先月のコラムにも書きましたが、テリアンシェフがフランスから持って来てくれた、
ローヌのワインも新しい世界が見えましたし、
また、カリテ・エ・プリのスタッフがヨーロッパを飛び回り、たくさんの美味しいワインと出会い
私たちのレストランに紹介してくれました。

南仏、ラングドック地方の、ファミーユ・ファーブルのクレメンスさんが持ってきてくれたワインは
ジャムのような甘い果実味がいっぱいでタンニンがとても綺麗な赤と、
新樽で発酵され、輝くような黄金色で、シロップ漬けのフルーツやアーモンドの様な香り、
味わいはとても余韻が長く、すばらしい白ワインでした。

クレメンスさんは、とてもチャーミングで気さくな女性で、
「ワインのネタはもっといっぱいあるのでいつでも連絡ちょうだいね。」と言ってくださり、
ボトルには「ラングドックの太陽をいっぱい感じ、
このラングドックに来てもらえるのをお待ちしています。」 と、メッセージを書いてくれました。

  



そして、コート・デュ・ローヌのジョイス御夫妻は、古くからあるぶどう畑を買い取り、
2009年の初ヴィンテージのワインを。樹齢100年のグルナッシュ100%のこのワインは、
果実味、酸味、渋味のバランスが良く、デキャンタージュすることで更に真価を発揮し
温度によって色んな顔を見せてくれるワインでした。

ご主人はイギリス人で奥様はフランス人。南仏が大好きでプロヴァンスにも畑をもっておられ
ワイナリーの事や、持ってこられたワインはどのような料理と合わせれば良いのかなど、
にこやかに、そしてとても丁寧にたくさんの事をお話ししてくださいました。  

      

この様な人柄あふれるワインを皆様にも紹介し、繋げていきたいと思います。


ビストロ・ダ・アンジュでは毎月ワイン会を開催しておりますが、ご参加のお客様同士が
楽しそうにお話されているのを見かけたりすると、こちらも楽しく、嬉しく思ったり、
ワインを通じて知り合った方が、お店に来てくださったりと、
今年はワインが人と人とを繋げてくれるのを あらためて実感した年でありました。


今年も一年、拙いコラムをご拝読頂き、またお店で声を掛けて頂き、
たくさんの元気を頂きありがとうございました。

年越しのご挨拶には少し早いですが、この場を借りてお礼申し上げます。

来年もワインと皆様との繋がりを楽しみに、クリスマスを乗り切りたいと思います。

新しい年も、皆様にとって素敵なワインと人との出会いがあります事をお祈りいたします。
そして、素敵な乾杯がたくさん出来ますように!!

    à Votre Santè!!


ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代



JUGEMテーマ:ワイン

パトリック・テリアンシェフとのスペシャルワイン会レポート

先月、10月1日から10月10日まで、ビストロ・ダ・アンジュでは、毎年恒例となっております、
パトリック・テリアン シェフを招いての特別料理フェアを行っておりました。

とってもハードな10日間ではありましたが、本当に楽しく、
貴重な時間だと毎年のことながら感じています。

もちろん来て頂くお客様に、よりフランスを感じて頂き、楽しんでもらうのが一番の目的ですが、
その為には、やはり私自身がフランスを知る事、
フランスの精神、魂、いわゆる"エスプリ"を持つこと。

フランス人のシェフと、短い時間ではありますが一緒に過ごし、クラッシックなもの、今のもの、を
見たり聞いたりする事は、とても大事だと考えています。


そして今年は、初の試みで、シェフとのワイン会も開催させて頂きました。

シェフからは来日前にメニューを頂いており、それに合わせたワインを選ぶのも、
お客様の顔を思い浮かべたり、シェフとのストーリーを考えたりで、楽しい時間を過ごしました。

まず乾杯は、やはりシャンパンです。という事で、ビストロ・ダ・アンジュが日本で初めて、お出しした
思い入れ深い、"ルネ・ジョリー ブラン・ド・ノワール"
今回はスペシャルワイン会なので、マグナムボトルを。





このシャンパンに合わせて、シェフが急遽アミューズを作ってくれました。
「小海老とお野菜が入ったグレープフルーツのジュレ」

まろやかで、しっかりとしたボディと果実味のバランスの良いシャンパン。
この後のお料理とワインに期待を膨らませてくれる組み合わせでした。





豚足、豚舌、豚耳を数時間煮込み、その旨味とコラーゲンを型に入れて冷やし固めた、
「フロマージュ・ド・テッド」 ゼリー寄せのテリーヌ。このフランスのクラッシック料理に
粒マスタードやハーブをたくさん入れたシェフのオリジナル。
合わせるのは、シェフの出身地である、ロワール地方の"トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン"
ロワールのソーヴィニヨン・ブランは酸が活き活きしているのが特徴。
しかし、この時は温度を少し高めに、酸をまろやかに、
そしてハーブやパッションフルーツの香りとともに、とても味わい深いマリアージュとなりました。





「帆立のミ・キュイとモリーユ茸と鶏のブイヨンのシフォン」
茸の旨味と鶏のだしに、クリームを加えたコクと旨味たっぷりのソース。
ここはシェフの大好きな、お気に入りのワイン、リッチでクリーミー、
樽の香りが豊かで、果実味とのバランスもとっても良い、南仏のシャルドネ
クリーム系のソースとボリュームのあるシャルドネは王道ですよ。

シェフはよくこのワインを、つまみ飲みしては、こちらをチラッと見てイタズラッ子の様な顔をして
ウィンクをしてきます。 ダメですよ!!ちゃんと見てますよ!! ほんと、お茶目なシェフです。

 


 



メインは、鴨を一羽丸ごとローストして、シェフ自ら皆様の前でさばいて頂きました。
スパイスやハーブをお腹に詰めて、蜂蜜を塗ってローストしてあります。
このお料理にはコート・デュ・ローヌの"ジゴンダス"と。グルナッシュ主体で、パワフルかつ濃厚、
余韻も非常に長く、料理とワインを合わせるのがおもしろいと思わせる組み合わせです。

そして、もう一本。この料理に合わせたワインをフランスから持ってきてくれる様、
以前から頼んでおりました。

前日に打ち合わせをしてましたら、「一本持って来たよ〜」って、
「えっ!!お客様30名来られるんですけどっ・・・!!」 初日にして最大のピンチ!!

3本とお願いしたはずが、どこをどうなって1本になってしまったのか??言葉の壁は厚いと痛感!!
やっぱり、シェフが選んでフランスから持って来てくれた事に意味があるわけですから、
何か代わりを、という訳にはいきません。

そしたらシェフが「同じワインを日本にいる友達にプレゼントしたから、
それを持って来てもらうよ」と言ってくれました。
もう、そのお友達には感謝の言葉しかありませんでした。


そしてこの"シャトー・ド・トゥール" 
ローヌのワインで、こちらもグルナッシュ主体でもちろん赤ワインなのに、
グレープフルーツの爽やかな香りがするのです。それで一度驚き、
爽やかな香りに味を想像しながら口に含んでみると、
果実味のあるボリューム感と、しっかりとしたタンニン、「何!!このワイン!!」
二度驚いた私はシェフに脱帽。それを飲んだお客様の反応は言うまでもありません。


ワインってやっぱりおもしろい。飲めば飲むほど知らない世界が見えてくる。
そしてこんなにも人を感動させてくれるものなんだと、
そして、その中にはシェフの人柄もつまっているんだと、しみじみと感じました。

本格的なフランス料理をお出しする
ビストロ・ダ・アンジュへようこそ
皆さんが楽しい時間を過ごせるよう
私たちはお手伝いいたします。

さぁ、召し上がれ そして乾杯!!

パトリック・テリアン

 

シェフが言うように、益々皆さんに楽しい時間を過ごして頂けるよう、
フランスの文化である料理やワイン、
そしてエスプリを持てるように日々精進したいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代



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