ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

ブドウの力 ワインの力


立春を迎え暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

しかしながら、ワイン好きの皆様にとっては少し早い春が来ましたね。
随分と前に話題になったEPA交渉による
ヨーロッパの輸入品の関税撤廃が2月1日より実施されています。
公共料金や食材の値上げのニュースが多い中、私たちにとっては嬉しいニュース。
一本当り94円程安くなるという事ですが、高級ワインも手頃なワインも一律ですので
普段飲みの手頃なワインほどその恩恵に授かれます。
乳製品や粉もんを購入するよりワインの方がその頻度は高いと思いますので、
少しの幸せを感じられそうです。


さて、外は寒く空気も乾燥し、風邪やインフルエンザが蔓延しているようです。
ブドウは乾燥している方が病気にかかりにくいのに、人間は乾燥に弱いですね。

「酒は百薬の長」と言われ、大昔は薬としての役割もありました。
私も昔は、熱っぽいなと思ったら熱燗に生卵を落としたものを飲んで
一晩グッスリ眠ると翌朝はスッキリというような超原始的な方法で風邪を治していましたが、
もう自力で治す体力も若さもないようで、 (気だけはあるのですが・・・)
素直に病院で薬を頂いております。

  
古代ギリシャの酒神「バッカス」 
こちらも可愛い「バッカス」


紀元前より造られていたワイン。「医学の父」「疫学の祖」と呼ばれたヒポクラテスは
「ワインは最も美味しい飲み物であり、薬である」という言葉を残しています。
古代では有機酸の多い白ワインは、戦場で傷を洗うための殺菌薬として、
また、水を殺菌する為ワインを混ぜて飲んだり。

この季節、旬の牡蠣と白ワインの組み合わせも納得!
美味しい組み合わせの根本って、
ちゃんと理にかなった人間が潜在的に感じるものなんだとあらためて感心します。

それだけじゃありません。
カリウムの含有量が多く尿やお通じを整え代謝を促し,肥満防止につながります。
お正月食べ過ぎたあなたも、冬は2、3kg太る私にとっても、これは朗報!
ただ、食欲欠乏の緩和効果もあるので、美味しいワインに美味しい料理と
いずれにせよ食べ過ぎには注意ですけどね。
 

  

そして皆さんご周知のポリフェノール。「フレンチパラドックス」という言葉、よく聞きますね。
=「フランスの逆説」  これは美食大国フランスは、バターやクリームを使った料理、
肉やフォアグラなど油脂分を多く摂っているにもかかわらず、動脈硬化や心筋梗塞などの
心臓病での死亡率がとても低いという事なのです。

この事実には世界中が注目し、その疑問を投げかけたところ、
パリの血液血管研究所の所長が
「それは赤ワインを飲んでるからだよ」と事もなげに答えたのだとか。

赤ワインに多く含まれるポリフェノールに抗酸化作用があり、悪玉コレステロールを減らし
はたまた寿命が延びるとまでは言いませんが、健康には良い飲み物であるのは間違いなさそう。
ブドウの果実、種子、葉っぱまでにも含まれるポリフェノール、渋味が強く色の濃いワインが造られて
地元のそのワインを日常的に飲んでいるフランス南西地方の人々の平均寿命は他の地方より
高いと研究結果で発表されています。




↑南西地方の濃い〜ワインと、元気なおじ様方↓






でも、実はこれが一番大きいかも!ブルゴーニュのワインを見ると儚げに感じたり、
南の果実味いっぱいのワインに明るく元気にさせてもらったり、芳醇な香りは私達を癒してくれます。

一口にワインといっても、品種や土地、ヴィンテージ、
醸造法や樽使いで多種多様な顔を見せてくれる。
美味しいワインとのめぐり逢いは楽しさや喜びを与えてくれます。
きっとワインが与えてくれる至福は未来永劫変わることはないでしょう!

くれぐれも飲みすぎませんように!

ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代

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