ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

ヨーロッパの偉人たちとワイン

みなさんお元気ですか? 私はこれまでもお話してきたとおり、ワインについて変にマニアックになるよりも文化を知るほうが大切だと考えています。 そこで、今回は、ヨーロッパの人々にとってワインはどのような存在だったのかを知るために、偉人が残したワインに関する言葉を集めてみました。 懐かしい学生時代を思い起こしながら読んでいただけましたら幸いです。 まずは「若きウェルテルの悩み」などで有名なドイツの文豪ゲーテの言葉 「ワインのない食事は太陽の出ない1日と同じ」 大食漢だったというゲーテは毎日数リットルのワインを飲んでいたとか・・・。 ワインなくしては大作戯曲「ファウスト」も生まれていなかったかもしれません。 周りには健康のためと話していたそうですが、明らかに飲みすぎですよね。 でも、この言葉の意味はみなさんも共感できると思います。 そういえばイタリアのワイナリー「カサールタウレロ」の醸造家ニノさんも似たようなことを言っていました。 「この仕事の一番つらいのは食事をせずにワインを飲まないといけないこと」 今も昔もおいしい食事とワインは切り離せないパートナーに変わりはありません。

 

 

 


お次は哲学者カントの言葉 「ワインは一つの道徳的、心の素直さを運ぶ物質である」毎朝5時に起床し、散歩もいつも同じ時間。周りの人は時計を持たなくても彼を見れば時間がわかるという異常なまでに規則正しい生活をしていたカントもワインの魅力には惚れ込んでいたようです。 取りようによっては「ワインを飲んでうそはつけない」という意味にも取れます。 実はこの意味のことわざはたくさんあって「酒は何も発明しない。ただ秘密をしゃべるだけ」なんて言葉もあります。皆さんも人の秘密を聞き出すのにはワインはもってこいかも? 中には、ただワインを飲むことを正当化しているだけなんじゃ?っていう言葉もあります。 デカルト 「私は飲みながら考え、考えながら飲む」 イギリスの小説家トーマス・ラブ・ピーコック 「酒を飲む理由は2つある。一つはのどが渇いたときに喉をうるおすため。 もう一つはのどが渇いていないときにのどの渇きを事前に防ぐため。」 ドイツの詩人リュッケルト 「人は次の五つの理由で酒を飲むことができるのである。まずは祝祭日のた め。次に、その場の渇きを癒すため。それから、未来を拒むため。その上に 美酒をたたえて。最後に、どんな理由からでも。」 これだけもっともらしい言葉で言われるとすごいことを言われているようなのですが・・・。 要はみんなワインを飲みたいんですよね! 言葉が違えば感じ方も違うものです。

 

 

最後は時代をうんとさかのぼって紀元前の思想家プラトンの言葉を 「18歳以前は絶対にワインを飲んではならない。30歳台まで は適度にワインを飲んでよろしいが、飲みすぎたりするべからず。 陽気に浮かれ騒いでもいいのは40歳になってからだ。 ワインこそ彼らが背負っている人生の重荷を軽くし、心を癒し、 若さを蘇らせ、絶望的な思いを忘れさせてくれる。」 もちろん日本では飲酒は20歳になってからです! 30台の皆さん、素直にプラトンさんの言うことを聞きましょう。 40歳オーバーの皆さん!おめでとうございます! 現代の思想に絶大な影響を与えたプラトンが浮かれ騒いでOKとのことです。 イタリアの作曲家ヴェルディも「親しい友人のような美酒は、人知れぬ悩みを追い払ってくれる。」と話し、ユダヤのことわざには「ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。その時間にあなたの心は休養しているのだから。」という言葉があります。 みなさんも飲み過ぎた時の言い訳のために覚えておいてはいかがですか?(笑)

 

 

 


 

ただ、いつも夜遅くまで飲みすぎる人にはドラクロアのこの言葉を 「少し飲み、そして早くから休むことだ。これは世界的な万能薬だ。」

 

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