ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

庶民の為のワインと料理の相性講座

みなさんこんにちは。

職業柄当然ですが、ワインを飲むときには料理との相性というものが気になります。
また、いろんな方から料理との相性についての質問を毎日のように頂きます。

こんな若輩者に意見を求めていただけるとは感謝感謝なのですが、
これがなかなか手ごわい質問が多いんです。
先日もお客様から、
「知りあいからもらったワインがあるんやけど、何をあわせたら良い?」というご質問。
銘柄を聞けば、どうやらボルドーの赤ワインの様。

そんな時にはカンニング!
昔、試験のときには恨めしかったぶ厚いソムリエ教本も頼もしく感じます!
ここには基本的な料理とワインの相性が書いてあるのでひと安心。

「ヤツメウナギのボルドー風とサンテミリオン(赤ワイン)」
「森鳩のサルミソースとマディラン(赤ワイン)
「豚の内臓のソーセージとヴーヴレー(白ワイン)」
などなど、確かに美味しそうな組み合わせ。一緒に食べるのを想像するだけで幸せ・・・。

「お客さん!そのワインにはヤツメウナギのボルドー風が良くあいますよ」
とお伝えして一件落着。

なわけもなく、こんなディープなフランス料理を、
ご家庭でお召し上がりになる方が居るはずもありません。

自身の未熟な経験とアイデアからご提案するのが常です。
飲み手のシーンによって合わせる料理も違う。これだからワインは難しい。

でも、ワインって本当はもっともっと気軽な飲み物。
庶民の私たちも気負い無く楽しめる飲み物です。
そこで、今回は庶民の為のワインと料理の相性講座!


●まずは本家インドやタイとはまったく違う料理として日本流に昇華!
 みんな大好き「カレーライス」には・・・

    ×  

甘いスパイスの香りとボリュームある味わいの
白葡萄「ゲヴルツトラミネール種」のワインがおすすめ!

この組み合わせには「インド人もビックリ!?」です。(古くてすみません)


●関西人には外せない!「たこ焼き」「お好み焼き」には・・・

これらの料理の味をまとめるのはソースの存在。
あわせるのは果実味溢れ、ハーブの香りも持ったワイン。
もちろんお手頃なワインが良いですよね。となると南仏産の赤ワインがおすすめ。
軽く冷やすと、より美味しく楽しめます。
ビールももちろん美味しいですが、たまにはたこ焼きワインパーティーなんぞいかがですか? 


●先日発見した組み合わせ!鯖寿司、きずしには・・・

    

先日ビストロ・ダ・アンジュにて、バタバタ走りっぱなしの営業終了後、
ほっと一息ついて、なぜか目の前にあった鯖の棒寿司をひとつまみ、
ついでにアルザスのスパークリングワインをひとくち。

するとびっくり!感激の組み合わせです!

実は青魚を酢で〆ている料理はワインとの相性が難しいんですが、
強い酸を持つクレマンダルザスやシャンパーニュとは相乗するんですね。
ぜひぜひ、お試しを!



余談ですが、鯖といえば、先日4月1日はエイプリルフールでした。
フランスではポワソンダヴリル(4月の魚)と言います。
みなさんはかわいらしい嘘をつきましたか?

なぜこう呼ばれるのかは諸説あるのですが、
「鯖がこの時期あんまり良く釣れるので、利口じゃない魚としてからかってこう呼んだ」
なんて説もあります。鯖には失礼な話です。

この日は、かわいい嘘をついても良い日ということ以外に、
人の背中にこっそり魚の形をした紙を貼って、
本人が気付かないのを楽しむといういたずらをする習慣が残っています。

     


来年あたり、怖〜い上司や先輩にやってみてはいかがですか?(笑)


●焼き鳥

私は毎日大阪市内を自転車で走り回っているのですが、
仕事終わりの帰り道、その香りの誘惑と戦いながら帰らねばなりません。

焼き鳥ってどうしてあんなに無性に食べたくなるんでしょう?
フランスでもローストチキンはみんなの大好物!
日本版の焼き鳥でもワインが合わないはずはありません。

塩でいくなら、やや樽熟成したボリューム感のある白ワインを。

タレで行くならコートデュローヌあたりのやや軽めの赤がおすすめです。


  パリ、バスティーユのマルシェでの1枚、ロティサリーにぎゅうぎゅう詰めの鶏達!
  あっという間に売り切れてました。。やっぱりフランス人は鶏好きです。
  
 


書き出すときりがないのですが、
なんでも気軽にあわせてみることこそがワインを楽しむコツだと思います。
高級ワインが飲めなくたって!高級フレンチに行けなくたって!!(涙)
庶民には庶民にしかない幸せがあります。

新しい相性の発見は本当に楽しいものです。
皆さんも、実は内緒にしてたけど、この組み合わせが好きというものがあれば是非お教え下さい。
枠にとらわれずに自由に楽しんで初めて本当の文化として定着するのだと思います。
さあ、みなさん、立ち上がりましょう!

「ニッポンのワイン文化の夜明け」は近いです(笑)

 




 

comments

どん | 2015/10/26 10:02 PM
南仏系赤ワインとたこ焼きの偉大なるマリアージュ!
本当そのとうりでした!
フィトウとソースたこ焼き(マヨ無し)!









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