ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

年末年始 王道の・・・・!

はやいものでもうすぐ今年も残すところあとわずか。
皆様どんな年でしたか?
相変わらずのあわただしく過ぎる毎日で、過ぎてしまえばあっという間の1年間。
忙しいのは良いことですが、すぐに過ぎ行く月日に1年1年、
毎日毎日をしっかりと生きないと!と、
これから自分の人生ですべきことを考える今日この頃…。
こんなことを思うのは、若さが無くなってきたってことでしょうか(笑)

とはいえ、現実に目を向ければ、目の前にはクリスマス、お正月。
私たちにとっては大忙しの1ヶ月です。

このご時世、私たちレストラン業もなかなか厳しい時代でございます。
そんな中、この1年の反省は私の頭の中に山積み。
それでも良いことも悪いことも、全部ひっくるめて自分の経験にし、
年末くらいはぱーっといきたいのが心情ってもんです。

そんなぱーっと華やかな気分が高揚するお酒といえば、もちろん王道シャンパーニュ!
なんだか毎年年末になるとシャンパーニュのお話を書いている気がするのですが、
いくら時代の流れ、情報の流れがはやく、流行り廃りが目まぐるしく入れ替わろうとも、
やっぱり揺るぎない特別なワイン。

シャンパーニュを差し置いて何がありましょうか!?

そしてそして、シャンパーニュと言えば触れずにおけないのが、

当コラムでも再三登場している生産者「ルネジョリー
実は私、先日フランスへ1週間ほど行っておりまして、
その際に少しだけ葡萄の収穫も行いました。(旅行記についてはまた後日…)
そうして実感したこと。


あたりまえですが「手摘み、手作業って大変」ってこと。





  ハサミでひと房ずつ収穫していきます。


なにかと効率が重視される昨今だからこそ、
人の手を介して出来上がったものにはありがたみを感じます。
ルネジョリーのシャンパーニュはデゴルジュマン(澱抜き)の作業まで
すべて冷却水を使用せずに手作業で行っています。

彼のシャンパーニュから感じるパッションは
きっと直接彼の手からシャンパーニュに注ぎ込まれてるのでしょう。

効率だけを追いかけると失うものもある。
理屈だけでは説明できない心を震わす味わいがある。
だからお酒って面白いですよね。

なんて(笑)
偉そうなことを言ってみました。

でもシャンパーニュは高価だし、同じ製法だっていうスパークリングワインで
安いのもあるやんって方。ちょっと待った―!

シャンパーニュは熟成ワインでもあるんです!

例えばルネジョリーではノンヴィンテージのもので3から4年、
現在世に出ている最上級のキュベ「エディシオ」に至っては
ヴィンテージ表記はないですが、2005年のものを使用しています。

 

  これがその「エディシオ」ほんとに身体から感動が湧き上がる素晴らしいシャンパーニュです。


つまりシャンパーニュというだけで、熟成ワインであるということ。
ついでに言うと、ワイナリー訪問時に熟成中のシャルドネ
(まだ泡のない白ワインの状態)を試飲させていただいたのですが、
それだけで相当素晴らしい味わい。
このまま瓶詰めして売ってくださいっ!ってお願いしたい位。


どうです?年の瀬やお正月にはぴったりの特別なワインでしょ。
なんだか書いてたら私も飲みたくなってきました。
ワインに携わる仕事をしていても、
当然ながらいつでもシャンパーニュを飲める訳はなく、
年末位は贅沢しようかな〜なんて考えてます♪

  さぁ、みなさんもご一緒に!(笑)

次に、シャンパーニュの楽しみ方について。
開け方は大きく分けてみっつ。

その1.針金をはずし、コルクとボトルの下側を持ち、ボトルを静かにまわす。
ゆっくりコルクが上がってくるので、コルクを傾け、ガスを逃がして静かに抜く。


その2.景気よく勢いに任せ、“ポンッ”と抜く。


 

その3.サーベルでぶった切る!!




シーンにあわせてお好みの開け方でお楽しみください。
その3の方法の時は周りに気を付けてくださいね!念のためっ。

グラスに静かに注いだら、もちろん立ち上る泡の様子をお楽しみください。
このシャンパーニュの泡のことをフランス人は「Le Perleペルル=真珠」と呼ぶそうです。
そして、グラスを真上から見るとこのペルルが円い輪っかを作っているのを見て取れます。

これはなんと「Le collier de perlse コリエ ド ペルル=真珠の首飾り」だそう。
なんてポエティックな表現でしょう。
さすがはワインとファッションと芸術の国おフランスでございます。
感服いたしました。
照れ屋のわたくしには到底発することのできる言葉ではありません(笑)

ここまで楽しんだらあとは乾杯へ!
過ぎた1年に思いを馳せて、はたまた新しく訪れる年に希望を寄せて、
愛する人と、友人と、仕事仲間と、それぞれの思いを胸にà Votre Santé!

最後になりましたが、皆様、本年も私の稚拙なコラムを
根気強くご拝読いただきありがとうございました。

年越しのご挨拶には少々早いですが、この場を借りてお礼申し上げますとともに、
皆様にとって素敵な食とワインがともにある良い年越しとなりますようお祈りしております。
そして、2015年もよろしくお願いいたします。


ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエ 井上 剛



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