ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

スプリング ハズ カム♪ ル プランタン エ アリヴェ♫

「春」ようやくやってきましたね。
新たな門出の季節。春到来です。
外気温が「ちょうど」でないと活動が鈍る軟弱変温動物の私にとっても過ごしやすい季節。
最近は走らせる自転車も快調でいつもより遠回りしちゃいます!

ところでみなさまお花見には行かれましたでしょうか?
突然一気に咲いて、あっという間に散ってしまうそのはかなさは
本当に現実の中の夢のようで、私たち日本人は心をくすぐられます。




  自転車で帰宅途中に通りがかりの公園でみつけた夜桜。
  真夜中の真っ暗な公園で一面に咲く桜はちょっとこの世のものでないようで幻想的な風景です。


 

でもこのコラムをご覧になられている希少なお方は、
きっと「花より団子」の方ばかり。
ということで今回は団子をクローズアップ!

最近ではお花見でもケータリングや宅配ピザなど
いろんなスタイルで料理も楽しまれるようになりましたが、
やはり本筋、言葉通りの「花見団子」について。





花見団子はなぜ3色なんでしょう?
すべての事柄に何らかの意味はあります。

有名なのはフランス国旗のトリコロール。
青は自由
白は平等
赤は博愛

トリコロールといえば連想するのがフランスの美食の象徴、高級食材ブレス産の鶏。
「なんぼ高級やゆーても、“かしわ(鶏肉のこと)”は、かしわやろ」
とおっしゃる辛口の皆さん。(失礼ながら実在のお客様をモチーフにしております(笑))
あんまり私をいじめないで。

足首は青く、白い羽、真っ赤なとさか。その気高い姿はまさにフランスの食の象徴。
もちろん味わいも素晴らしく、そのしっかりとした肉質と旨み、
香ばしい香りは世界一の鶏と言って過言は無いでしょう。


確かにだいぶとお高い鶏ではありますが、感動を味わえる食材のひとつです。
機会がございましたら是非ご賞味を!


 

写真はフランスの3つ星レストラン「ジョルジュブラン」のメニューブックに君臨するブレス鶏。
心なしか表情も凛々しい!見事なトリコロールです。

話を戻して、花見団子の3色といえば、ピンク、緑(よもぎ色)、白ですよね。
これにも意味はあり、
ピンクはもちろん桜の色で春
緑は草木の活き活きとした夏
白は雪で覆われた冬
と日本の四季を表しているそうです。

ここでちょっと疑問が。
もうひとつの私の好きな適温の季節「秋」が入ってないじゃないですか。
なんでも「秋が無い」→「飽きが無い」
という縁起担ぎだそうです。

言葉遊びとしては「商い(あきない)」の縁起物としても良さそう。
商いが上手く行くように思いを込めて食べるとしましょう。

「縁起物でも、甘いのだけでは酒の肴にならないわ」という方には
花見団子の3色をお花見にぴったりのワインでそろえてみましょう!

まずはピンク!
フルール・ド・ダルタニャン(左)」「ルメラ(右)

 


フルール ド ダルタニャンの生産者。醸造家のセドリックさんと栽培家のロジェさん。


前者はフランス、ガスコーニュ地方で産み出される苺やバラ、
チェリーの香りを持った鮮やかなロゼワイン。
後者はシチリアのビューティフルな愛にあふれたワイン。

お花見のピークは終わっても、散りかけた桜をグラスに浮かべれば春感たっぷり。
気持ちも盛り上がります。


次は緑。
その名も「ヴィーニョ・ヴェルデ」=緑のワイン
ポルトガルの爽やかな微発泡ワインです。
もちろんフレッシュなワインなのでほのかに緑がかってはいますが、
ここでの緑は「若々しい」という意味合いが強いと思います。
非常に爽やかでアルコール度数もやや低めなので、ビール替わりにはもってこい!
ただ、残念ながら現在当店カリテでは取り扱いがありませんので説明はこのくらいで(笑)
 


最後は白。
もちろん白ワインと一口に言ってもたくさんありますので、
ここでは春にぴったりなワインをピックアップしてご紹介!
春に旬を迎える食材は冬の間に蓄えた豊かなミネラル、高い栄養素を持っています。
そして、特に春野菜はほのかな苦みを持っているのが特徴。
そんな食材には、ミネラル豊かで爽やかでありながら
グレープフルーツの皮のようなほのかな苦みをイメージさせる香りを持ったロワール地方のワイン、
サンセール」がおすすめ!
爽やかな味わいに魅了されること間違いなしです。


さて、ロゼ、緑、白とだんご三兄弟ならぬワイン三兄弟が出そろったところで、
ワイン片手に葉桜でも眺めに行きましょうか。

やっぱり花より団子じゃないかって?
いやいやしぶとく残る桜の花びらを探すのも風情があるってもんです。
どっちか選ぶなんてもったいない!
花も団子もワインもぜ〜んぶ楽しんじゃいましょう♪


ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエ 井上 剛



JUGEMテーマ:ワイン

comments










trackback

trackback URL
http://wine.qualite.ciao.jp/trackback/63