ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

自然に戻ろう。

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

6月は、梅雨に入ったり、祝日がなかったり、何だかイベントが少なくて・・・。と思っていたら
近所の小学校では運動会が開催されていました。
最近は、一学期にするんですね。なんでも熱中症対策なのだとか。
9月、10月の残暑も厳しいですが、5月、6月も夏日があったりで、
どちらが良いのか分かりませんが、いずれにせよ精一杯頑張って、
苦い思い出、楽しい思い出、いっぱい作ってほしいものです。

そして、のび太君が、6月の事を「もっとも不愉快な月だ!!」 と怒っています。
その理由は「祝日が一日もないから」だと・・・。
そこでのび太君は「日本標準カレンダー」という道具を使って、6月2日を「ぐうたら感謝の日」
という祝日を作りました。

小さい時は、夢のような、こんな道具、あんな道具、あったらいいなと、
なんならドラえもんがいたらと思った事も・・・。

21世紀になった今、そんなものいる訳もなく・・・
大人の現実に、どっぷりと浸かっておりますが・・・。

それでも、たまには、いや、しょっちゅう、童心にかえって、はしゃぎ過ぎて、
ヤンチャにも程がある、とよく叱られております。


ぶどう畑も、近頃では「自然に戻ろう」 という事で、「有機栽培」や「自然農法」を
行っている生産者が増えてきています。
 

シャトー・デ・ローリエは、栽培からワイン造りまで、自然の力をワインに表現することを
徹底していますが、有機栽培を打ち出すことはしないし、ビオの認定も得ていません。
なぜなら「昔からの本当のワイン造りのやり方だから」と。
 

そもそも昔は自然な土地で、雑草や、ミミズ、蝶、ミツバチなどの生き物と共存し、
自然が生み出す肥料で、ぶどうを育てていましたが、
19世紀半ば頃から、農薬や、化学肥料が少しずつ使われるようになりました。

そうすると、大げさなお話ですが、ブドウ以外の植物、虫一匹いない畑というのは、
やっぱり健康とは言えません。


でも土壌を本来の姿に戻すというのは、そう簡単ではありません。
ブドウは根を地下深くに下ろしますから、表面の土だけ変えるだけではダメですし、
農薬や化学肥料を使わないようにしても、すぐには自然に帰れません。
とっても時間のかかる作業なのです。

自分の畑では農薬を使わずとも、隣の畑の人がどんどん農薬を撒いてしまったら
意味がないですし、湿気の多い地方では、病害虫の被害も多いですし、
そんな中で、50年後、100年後を見据えて、多くの生産者が取り組んでいる、大変な作業です。

人が作り出したモノで、土壌を破壊するというツケが回ってこない様に、
今からこういった農法に取り組んでいる生産者が増えているという事です。

 

1610年から約400年、ワイン造りを行っている、ベッカー家
「1610年来、これと言った秘訣はない・・・」と言いますが、
そこには、アルザスの大地、太陽、雨水という天からの恵みと
ベッカー家の人達による、手間暇がかかる作業を、粘り強く続けてきたからだこそだと思います。


 

そんなブドウで造られた 「ビオワイン」=「健康」 と結びつけがちですが
本当の理由はそういうところにあったんですね。

 フランス政府による有機農産物に認定として
このロゴマークが使われています。


健康な土地で、健康なブドウを育て、
そして優れたワインを造っていこうという取り組みなのです。

そして、もちろん、オーガニックを謳うだけでなく、
美味しいと思えるワインであっての事だと思います。

シャトー・ミニャンは、2012年より全てのワインにオーガニックの認定を受けています
 

それにしても、ドラえもんの最終回は、何パターンかあるものの、号泣したのを覚えています。
21世紀になると、引き出しから猫のロボットが未来からくると信じていましたよ。
すっかりやさぐれた今でも泣けるんでしょうかね??
もう一度、子供の頃の素直な気持ちで見たいものです。 ワインを飲みながら・・・でしょ。

ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代



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