ソムリエール川西のワインにまつわるエトセトラ | Qualiter Letter

今年出会った素敵な乾杯

1早いもので、あっという間に12月。街はイルミネーションに彩られ、寒さとは裏腹に忘年会帰りの
人々で活気に溢れています。今年も最後のコラムとなりました。

一年間、皆様の貴重なお時間に拙いコラムをご拝読頂き、本当に有難うございました。
お店で、「コラム読んだよ!」なんて声をかけて頂くと、とても嬉しく感謝の気持ちで一杯になります。


人の持つ力って不思議ですね。後を尽きない魅力的なワインとの出会い。
それを、お客様と、ああだこうだと言いながらシェアする。その一瞬が一日を楽しく嬉しく
豊かにしてくれる。それが明日からへの力となりました。あらためてありがとうございます。
まだまだ失敗もありますし、知らないことも沢山ありますが、皆様のワインライフをより楽しんで
頂けるよう、日々精進していきたいと思います。
今後共よろしくお願いいたします。


そして今年もたくさんの生産者とワインとの出会いがありました。
4月にはシャンパーニュの中心地ランスより、バルビエ・ルーヴェのドゥニ、セリーヌ御夫妻が来日。
キリッとドライなブラン・ド・ブラン、そしてボリューム満点の良年のみ造られる2010ミレジムなどなど
きめ細かい泡は繊細で、余韻も長く力強さを感じる、女性醸造家セリーヌの思いが込められた
シャンパーニュに感激しました。



口数の少ない御夫婦ですが、音楽が鳴り出すと口ずさみながら踊ってみたり
仲睦まじいお二人を見ているだけでホッコリとさせてくれました。


7月にはフランスに渡り、シャンパーニュの最南にあるコート・デ・バール、ルネ・ジョリーを訪問。
古い伝統を重んじながら常に新しいものに挑戦し続けるピエール・エリック氏。
「おもてなし」という言葉は日本の言葉で今や世界中に知られていますが、
彼らのほんの小さな気遣い、私達をいつも楽しませてくれるユーモアのセンス。
それが本当のおもてなし=ホスピタリティなんだと改めて気付かされました。
「何を合わせるか」だけでなく「誰」と楽しむか、大切な人達と飲みたくなる、
そんな特別なシャンパーニュです。



ブルゴーニュ、シャブリでは素敵な家族に出会いました。
豪快に笑う父ちゃんと、おしゃべり好きな息子のエイドリアン。それを温かく見守るママン。
一度ワインの話になると、一つ一つに耳を傾け真剣にお話されます。
シャブリでは小さなワイナリーですが、特級畑を3つ所有し選び抜かれた生産者であることを
証明しています。次回来日の際には一緒にワイン会をしましょうと約束してくれました。
今からワクワクしています。




そこから南に下ったマコネ地区、プイィ・フィッセ村のシャトー・ヴィタリスのデニスさん。
 お一人で畑とワイナリーを案内してくれ、好青年でその生真面目さが伝わってきます。
北斜面、南、東向きの小さい畑を70ヶ所所有しており、他が良くてもここは悪いなど
往々にその年はダメとは言えないと、毎年安定した美味しいワインを造ってくれます。
今回は2013年ファーストヴィンテージの"Les Perrieres"の2014を試飲。
しみじみと「旨い!」と感じさせてくれます。





ボルドーのローザンデスパーニュのティボーさん、コルシカのエリックさんは、
お店にも来てくれ熱心にワインについてお話していただき、貴重な時間を過ごしました。



出会った造り手さんは皆さん本当にいい人ばかりで、その全てがワインに現れています。
ワインは農作物で、造り手の愛情がたくさん注がれたブドウがワインになり、情熱、人柄までもが
感じられます。
「ワインは造り手の人柄だけでなく、飲み手の人柄もあきらかにする。」と、どこかの偉人が言っております。
ワインを飲むと、懐の深さ、人としての幅が広がるかどうかは分かりませんが、
必ず楽しく幸せな気分になって心が豊かになりますよね。


来年もまた皆様と楽しいお話が出来ればと思っております。そして素敵な乾杯に出会えますように。
2018年もどうぞよろしくお願い致します。


ビストロ・ダ・アンジュ ソムリエール  川西幸代

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